おすすめ旅行先【シリーズ2〜スペイン/年間のイベント紹介〜】

スペインの魅力

どうもJIROです!

シリーズ化している海外紹介の投稿です。
今回は2回目、初回はポルトガルをご紹介しました。

気になる方はコチラからどうぞ。

海外旅行の人気添乗員として6年間飛び回っておりましたが、ポルトガル同様にスペインも素敵な国でした。

"情熱の国/スペイン"は魅力に溢れフラメンコ・闘牛などがピックアップされやすいですが、有名な画家やお土産・名産なども豊富なので、多方面で楽しんでもらえる観光大国となっています。

是非、興味ある方やこれから旅行を考えている方は見ていただけると嬉しいです。

少し長くなるのでこのページでは、「何月にどういった特徴があるのか」ご紹介しております。

特徴

ヨーロッパ・イベリア半島に位置していて、西側はポルトガル、北はフランス、東は地中海、南はジブラルタル海峡を越えてアフリカ大陸と、実は地方によっても気候や特色が変わる

ただ、情熱の国というだけあって隣国ポルトガルとは対照的で、サッカーで言うとディフェンスではなくオフェンス型な性格をしてます。国民の性格や・歴史・音楽などでも垣間見ることができるかもしれない。

地方によっての気候の違い

全国的には地中海性気候となっているが、北部のバスク・ガリシア地方は西岸海洋性気候なので対照的な気候となっている。

地中海性気候
・乾燥していて温帯に属する
・雨量が少ないのでリゾートとして人気エリアが多い
・乾燥に強いオリーブ・ブドウ・柑橘類が多く栽培され、牧畜などが盛ん
西岸海洋性気候
・メキシコ暖流がビスケー湾にも入っているので、冬でも水温は穏やか。夏はあまり暑くならず冬もそこまで気温は下がらない
・冬でもビスケー湾の水温が保たれている関係で、特に冬の時期は曇りや雨の日が多い
・魚介類は有名なのと、酪農・貝類の養殖など盛んに行われている

サマータイム

スペインではサマータイムを採用しており、3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日までは時計を1時間進めて生活をします。
通常日本との時差は-8時間ですがサマータイムの期間は時差が-7時間となります。ポルトガルも同時に旅行に行く場合は、国を跨ぐと1時間ずれるので注意が必要である。

南部にあるグラナダなどに行くと、夏は21時くらいまで明るい時があり、遅くまで街では賑わいが見られる。

月ごとのピックアップ

4月

初夏の始まり。個人的にベストシーズンが4〜6月と思っていて、日照時間も長く、気候もちょうどいい。
人気のシーズンって、観光地や、店舗・レストランも観光客に対して気合も入れてサービスしているので余計に観光に適している時期なのだ。

この時期のグルメとして、ガスパチョ(トマトの冷製スープ)は絶対に食べておこう。地中海料理としてはオススメの1品。

▼お祭り
セビーリャの春祭り(Feria de abril de Sevilla)
期間:4月後半頃の6日間
場所:セビリア
概要:
スペイン三代祭りの一つ
各地の会場で多くの人がフラメンコや闘牛士の服装で食事をしながら踊って楽しんでいる。
もちろん闘牛も行われるので、本場を見てみるのも良いだろう。

5月

日によってはTシャツ1枚で歩けてしまう。特に首都マドリードでは最高気温が30℃になることも。
日焼け対策のサングラスは必須。

ひまわり畑は必ず立ち寄ろう。見頃は5月末〜6月上旬となっているが、気温が上昇するとすぐに枯れるので5月末がオススメ。内陸やアンダルシア地方に行くと高速道路からも眺めることができる。
ソフィア・ローレンが主演した『ひまわり』では綺麗なひまわり畑で撮影が行われている。舞台はロシアだが、撮影はアンダルシアで撮影されている。
実は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、3月末から50周年HDレストア版が上映されることが決定した。

▼お祭り
コルドバのパティオ祭り
期間:5月上旬
場所:コルドバ
概要:
旧市街の住民が、色とりどりのお花を中庭(パティオ)に飾り、花の香りやカラフルな植木鉢に街中が染まる。
そんな素敵なお祭りの街の中でワインを片手にタパス・生ハムで特に5月はスペインでは花の月と言われるので、是非足を運んでみよう
コルドバ_公式サイト

6月

地方によっては本格的な暑さが始まるところもある。場所によっては40℃近くになることも。
必然的に薄着になるので、スリや置き引きには気をつけよう。

また海水浴もできるようになるのでバルセロナ〜地中海の南部などに長期休暇をとって訪れる欧米観光客が多くなる。

▼お祭り
サン・フアン(アリカンテ)の火祭り
期間:6月下旬
場所:アリカンテ
概要:
成人ヨハネの祝日
夏至祭のようなもので、夏の到来を祝う火祭りとして開かれていいる。

7月

暑い。とにかく暑い季節となり、アンダルシア地方などでは45℃というニュースも度々流れ、「フライパンの上にいるようだ」と良く言われることも。

しかし、日照時間も長く観光する時間などを調整して、一番暑い時間帯を移動に当てたりすれば効率よく回ることもできる。
この時期は、雨が少なく乾燥しているのでとにかくビールがうまい。女性は冷たいサングリアを飲みながら地中海を眺めるのが最高だ。

▼お祭り
牛追い祭り(サン・フェルミン祭り)
期間:7月上旬〜中旬
場所:パンプローナ
概要:
スペイン三代祭りの一つ
世界の果てまでイッテQで宮川大輔も参加したことで有名なお祭りだ。
朝8時にスタートして、興奮した牛に追いかけられて度胸試しをするが、見ているのほとんど追い越されて後にそれを追いかける様子もあったりして、なかなかシュールである。
最後、闘牛場に入った牛をなだめる方法が面白く、雌牛を呼んできて移動させたりもあるようだ。

8月

スペイン北部を観光するなら個人的にこの時期がおすすめとなる。またスペインでは6〜9月まで夏の長期休みなので観光客も増え賑わっている

北部では最高気温が25℃くら位なので、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼も最適な季節となっている。
サマータイムで北部でも日照時間が長いので、バスク地方などに立ち寄れば、遅くまでバル巡りが楽しめるだろう。

▼お祭り
トマト祭り
期間:8月末
場所:バレンシア州/ブニョール
概要:
世界中でも有名なお祭りの一つとなった。
とにかくトマトを投げ合うお祭り。参加するなら、貴重品に気を付けて、ゴーグルなどの準備は必須だ。

9月

少し気温が落ち着くのですが、少し雨も多くなってくる印象があり、寒暖差も増えてくる。
秋の紅葉というのもあまりないので、観光的な魅力は少し減るかもしれない。

ただ、観光客が落ち着く分、人が少なくゆっくり観光できるシーズンとも言える。

▼お祭り
バルセロナのメルセ祭り
期間:9月下旬
場所:バルセロナ
概要:
大きな山車や巨大人形のパレード、そして"人間の塔(Castellers)"がハイライトであり、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されている。

10月

サマータイム、闘牛シーズンが10月で終了するため、観光ラストシーズンがこの辺り。

旅行代金もギリギリ高いかもしれないので、私なら避けるかもしれない・・・

▼お祭り
エル・ピラールの聖母祭
期間:10/12
場所:サラゴサ(アラゴン州)
概要:
守護聖人をお祝いする、アラゴン州最大のお祭り。
人々の観光や闘牛などもこの月で終わるものが多く、1年を締めるお祭りとしても言われている

11月

11月からはサマータイムが終わり、雨量も増え、観光時間も減る中で田舎ではお店が休業しているところもある。
しかし、実はこの時期を狙うのもあり!
"旅行代金が安い"のだ。観光客も少なく、人気の観光地もゆっくり見学ができ、ホテルなども良いホテルに比較的安く泊まることができる。

また、日照時間が短い分、夜景やライトアップなどは見やすいかもしれない。
しかし、気温の寒暖差は激しいので注意しよう。

▼お祭り
大きなお祭りはないが、各地では聖人のお祭りなどがあるので調べておくのも良いだろう

12月

11月同様に観光オフシーズンだが、その分のいい所がある。
また、クリスマスシーズンは主要都市では賑わいがあるので、さほど大きくはないがクリスマスマーケットなどに行くのも良いだろう。
しかし、クリスマスイブや当日はお店が閉まるところも多いので注意が必要だ。

▼お祭り
サントス・イノセンテスの日
期間:12/28
場所:各地
概要:
日本で言うエイプリルフールの日で、スペイン・メキシコ・中南米では12/28がこの日に当たる。
「無邪気な子供たちの日」という訳にあたるのだが、この日はメディアや警察までもが"嘘をつく日"で日本ではあり得ないことをしたりする。
そのこともあり、各地でイベントが開かれているのでなかなか面白いかもしれない。

ちなみに大晦日には、年が変わる24時の鐘の音に合わせてブドウを食べるというイベントがある。
以前、放送の手違いである地域の住民がテレビで鐘の音を聞く事ができずに大問題になった時がある。

1月〜3月

この辺り纏めて紹介します

まず、1〜2月は寒くて雨量も多いので観光には不向きなシーズン。しかし3月頃のアーモンドの異例なピンクや白色の花を咲かせる時期から、徐々に暖かい季節となるので観光客も増えてくる。

オフシーズンは、旅行代金が抑えられて観光客は少ないが、楽しみも半減してしまうのかなと個人的には思ってしまう。

2月のカーニバル、イースター(復活祭)、サマータイムが始まる時期なので、しっかりと調べてから旅行しよう

▼お祭り
サン・ホセ(バレンシア)の火祭り
期間:3月下旬
場所:バレンシア州
概要:
スペイン三代祭りの一つ
ファジャスとも呼ばれ、バレンシアの守護聖人を祝う祭典となっている。
ファジャと呼ばれる人形を参加者でお祭りの期間(4日間)展示する。このために1年かけて資金集めをするケースもあるのだが、祭りの最終日に1つの人形を残して全てが焼かれる。
そして残った1つの人形が最優秀賞となり博物館に展示される。


 

まとめ

以上が年間通してのイベントや特徴になります。

お勧めは4〜7月です!多少、旅行代金が上がってもこの時期にしか味わえない魅力がたくさんありますからね。

サマータイムの中、たくさん観光して夜はバル巡りなんて最高です。

今後、スペイン料理やお土産など、更新していきますのでチェックしてくれたら嬉しいです。

気に入ってくださったらコメントもお待ちしております。

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