添乗員を始める為に必要な5つのこと
どうもJIROです。
今回のテーマは『添乗員(ツアーコンダクター)』というお仕事を始めるにあたり必要な5つをご紹介となっております。
もしかしたら「添乗員とはどのようなお仕事なのか」ご存知ない方もいるかもしれないので簡単に説明しておきます。
◆添乗員の仕事◆
添乗員の仕事は、旅行会社が企画し販売するパッケージツアーまたは団体旅行に同行し、旅行計画に従ってツアーが安全かつ円滑に施行されるように交通機関や各種施設との調整や対応を行い、旅程管理をすることです。
それでは、早速添乗員になるまでの主な流れ5つの説明をしていきたいと思います
- 旅程管理主任者の資格を取る
- 派遣会社へ登録する
- 基礎研修・実務研修を行う
- 主任者証(カード)の発行
- 添乗先の勉強をする
正直なところ添乗員になることはとても簡単です。
年齢制限もなく未経験でも出来るお仕事で、今は旅行先の知識がなくても問題はありません。
とても夢のあるお仕事で、自分のワークスタイルを確立していけるお仕事の一つでもあります。
私JIRO自身の添乗員経験は国内・海外と約10年になります。
経験者として言えることはたくさんありますが、
今日は、添乗員になりたいけど悩んでいる人のための第1歩になれば嬉しく思います。
旅程管理主任者の資格を取る
旅程管理主任者の資格には2種類あります
- 国内のみ添乗が可能⇨『国内旅程管理主任者』
- 国内・海外ともに添乗が可能⇨『総合旅程管理主任者』
英語が全く話せない方や国内だけ興味がある方は「国内」のみでも良いかと思いますが、そうでないなら「総合」がおすすめです!!
国内・総合での費用面
※スクールや時期でも違いますので大体の目安金額としております(2021年11月10日現在)
【旅程管理研修】 ※専門機関で受講が可能
◆国内⇨10,000円〜15,000円
◆総合⇨15,000円〜20,000円
【実務研修】 ※実際に添乗業務を研修として経験する
◆国内⇨10,000円前後
※サブ添乗員として日帰りバスコースに乗る場合は費用がかからない場合も
◆総合⇨ピンキリです
※基本実費で海外研修に行くので、行き先によって異なります
《アジア圏》
50,000円以下
《ヨーロッパ圏》
100,000円〜300,000円くらい
《その他各国》
金額は不明
旅行会社パンフレット掲載金額と同等になります
特に「総合」の資格を取得したい場合は費用面も考えなければいけません。
これらの研修費用を派遣会社が負担することはほぼ無く、研修に対して給与が支払われるわけでもないので事前に理解をしてから始めることをお勧めします。
ここで経験者としてのアドバイス!
「総合」を取得して、研修はヨーロッパ(できれば主要エリア)へ!
今回は細かい理由は省きますが、添乗員やるなら「総合」を取得して国内外の両方をやる方がお勧め。あまり給与も良くないという意見を聞いたりもしますが、海外行ければ7〜10日のコースを1本/1ヶ月行くだけで10〜20万円は稼げます。
「何故ヨーロッパに行くべきなのか」という理由も、あるのですが後日詳しく説明していきたいと思います。
派遣会社へ登録する
ここはすごく重要です。
とはいえ、まだ未経験の人では派遣会社ごとの違いを知ることは不可能に近いのでしっかりと見極めが必要です。
ちなみに、私が現在所属している派遣会社ですが
もしこれから添乗員を始めるとしたら"絶対に"入りません,,,笑
派遣会社を選ぶときのポイント
- 派遣会社の強みとする分野(主に国内・海外・インバウンド系など)
- 派遣先となる旅行会社
- 給与・昇給の条件
- インハウスの派遣会社かどうか
これを知るには実際にそこで所属している社員か添乗員に聞くしか術はありません。
【実際にこういうミスマッチも・・・】
- 海外やりたいけど、あまり海外添乗実績のない会社だった。
- 派遣先の旅行会社が多ければ多いほど、色んなツアーがあって面白い反面、マニュアルや書類関連が全然違うので覚えるのが大変。
- 最初は給与が高いが、ランクが上がっても全然給与が変わらない
- インハウスの方が単純に仕事が安定的に入るが、その会社で不祥事などがおきると影響が大きい
もっと詳しく話たいのですが、長々となるので次回としましょう。
※ちなみにインハウスというのは旅行会社の中に属している直下の派遣会社。すなわち、その旅行会社の仕事が一番優先的に振り分けられるので、仕事が安定的に入ってきます。
基礎研修・実務研修を行う
◆基礎研修:派遣会社で行う座学研修もしくはeラーニング講座
◆実務研修:実際の現場での実習研修
基礎研修は各社によっても違うが、いわゆる座学を受ければクリアです。
問題は実務研修でしょうね。コロナ禍において、海外へ旅行するのが難しい中ですので海外添乗員を目指している方は要注意です。
国内もすぐに実務研修ができるかどうかは、派遣会社担当者次第です,,,
実務経験は旅程管理研修修了日から前後1年以内に1回もしくは3年以内に2回行わなければなりません。
現在は特例で補習を受けることで、"期間の延長措置"を国土交通省の許可の上認められております。
詳しくは、一般社団法人日本添乗サービス協会(TCSA)のホームページなどで確認されることをお勧めいたします。
主任者証(カード)の発行
結論、この「旅程管理者主任者証」がないと添乗業務は出来ません。
通常は派遣会社から発行申請して添乗員へ手渡されるのが一般的です。
しかしながら発行手続きをしていない(サボっている)派遣会社も実際には多いので必ず自分から派遣会社へも確認しましょう。
最初に発行をしてもらわないと、将来的(5年後10年後)にいざ証明を求められた時、主任者証を発行したい時に必要書類を紛失したりしていて再度「旅程管理研修」を受講しなければならなくなった方を何名か見ております。
逆に一度発行さえしてしまえば更新が非常に簡単なので、半永久的に添乗員資格を保有することができます。
添乗先の勉強をする
さて、ついに添乗員としての準備が整えばあとは添乗先の知識があればお仕事として成立してきます。
私からすれば、添乗員によってその旅行=商品¥の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
良い旅行を届けるためには添乗員としての知識・ホスピタリティ・事前準備が必要にとても重要となります。
知識に関しては学習すればするだけ身につきますので頑張りましょう。
私の学習方法もいくつかお伝えしたいと思います。
皆さん大体一緒かとは思いますが、ヤラされている感覚が一番NGです。自分が楽しいと思える勉強法を探してみてください。
- 書籍(観光雑誌・地球の"迷い方"は最低限)
- ネット情報(一番手軽にたくさんの情報が手に入る)
- 動画(無料動画投稿サイトなどには実際にその観光地に行った方の動画などがある為)
- 映画(旅行先の関連映画を最低1本は見る)
- 過去の添乗員日報(派遣先や派遣会社の事務所で手に入ることが多い)
- 先輩・同僚の添乗員からのレクチャー
最低でもこの辺りを網羅することで、必要知識は手に入ります。
勉強方法も改めて詳しくご説明していきたいと思います。
以上、添乗員になるための5つの流れでした。
- なんでもいいから資格が欲しい
- 副業を始めたい
- 旅行が好き
- 色んな国や地域に行きたい
当てはまるものが1つでもある人は是非検討してもらいと思っています!
本当はもっと×2 詳しく説明したいのですが
一度には纏められないので改めて記事を書いていく予定です
それでは最後まで読んでいただき有難う御座いました。
"今日が人生で一番若い日"
また会いましょう〜