プライベートガイドに相談するとは|添乗員歴10年が、実際に何を聞かれているか

「プライベートガイドに相談する」と聞くと、何を頼めるのかよく分からない、という方が多いと思います。旅行会社に行くのとは違うのか。ガイドを1日雇うほどではないのだけど。そもそも何を聞けばいいのか。

私は添乗員として10年、40か国を案内してきました。いまは関東と関西で、個人のお客様のガイドをしています。この記事では、実際にどんなことを相談されていて、こちらが何を答えているのかを、そのまま書きます。

旅行会社とは、何が違うのか

いちばん大きな違いは、売るものがあるかどうかです。

旅行会社は商品を持っています。だから相談の出口は、多くの場合その商品になります。悪いことではありません。手配をまとめて任せられるのは、大きな価値です。

私は交通機関も宿も扱っていません。手配の代行はしていません。売る商品がないので、「それは行かなくていいと思います」と言えます。相談の時間そのものが、こちらの商品だからです。

実際に相談されること

「行き先が決まらない」

いちばん多い相談です。候補が3つあって決めきれない、というより、条件が整理されていないまま候補を眺めていることがほとんどです。

季節、日数、体力、予算、誰と行くか、何をいちばんやりたいか。この6つを口に出して並べると、たいてい候補は1つか2つに絞られます。決められないのではなく、条件を並べる作業をまだしていないだけです。

「この日程で回れますか」

組んだ日程を見せていただいて、無理をしている箇所をお伝えします。移動時間の見積もりが甘い、初日に予定を詰めすぎ、最終日の余裕がない。このあたりは、行程を組むことを仕事にしていると、見ればわかります。

1日に予定を1つ減らすだけで、旅は見違えます。これはほとんどの日程に当てはまります。

「あの国、実際どうでしたか」

ガイドブックにもSNSにも書いていないことを聞かれます。治安の肌感覚、物価、トイレ事情、現地の人の距離感、団体がどの順路を通るからどこが混むのか。

行ったことのない国については、正直にそう申し上げます。知らないことを想像で埋めるのは、相談される側がいちばんやってはいけないことだと思っています。

「不安があって、踏み出せない」

言葉が通じるか。ひとりで大丈夫か。年齢的にきついのではないか。行かない理由を並べているうちに時期を逃す、というのは本当によくあります。

不安の中身を分けると、「準備すれば消えるもの」と「本当に無理なもの」に分かれます。だいたいは前者です。

相談だけでも使えます

ガイドの同行を申し込まないと相談できない、ということはありません。オンラインで60分だけ、という使い方が実際にいちばん多いです。

ビデオ通話で話すだけです。資料を作ってお渡しするようなことはしていません。その場で整理して、その場で決めていただくための時間です。

料金は「1グループあたり」です

プライベートガイドは高い、と思われがちです。実際には、1日1組の貸切で、料金はグループ単位にしています。ひとりでも4人でも同じ金額なので、家族や友人と使うと1人あたりはぐっと下がります。

たとえば対面の街歩き&グルメ案内(3時間)は15,000円・1〜4名。4人なら1人3,750円です。

含まれるもの、含まれないもの、追加料金、キャンセル規定は、すべて料金ページに先に書いてあります。当日になって金額が変わることはありません。

相談の流れ

  1. フォームから、希望日と相談したいことをお送りいただきます
  2. 空き状況を確認して返信します
  3. オンラインのプランは、その場でお支払いいただけます
  4. 当日、ビデオ通話で60分お話しします

「まだ何も決まっていない」状態でまったく問題ありません。決まっていないから相談するのであって、整理してから来ていただく必要はありません。

詳しくは関東・関西のプライベートガイドのサイトをご覧ください。日本語・英語・ポルトガル語で対応しています。

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添乗員として40か国を回りました。「この国は自分に合うのか」「何日あればどう回れるか」。
ガイドブックに載っているのは"そこに何があるか"ですが、お話しできるのは"そこがどうだったか"です。
関東・関西でのご案内と、オンラインでの旅の相談を承っています。行ったことのない国については、正直にそう申し上げます。

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