【1週間使用レビュー】Ray-Ban Meta(Gen 2)は日本で“買い”か?翻訳目的で買った正直な感想
AIグラスって、実際どうなの?
「メガネをかけるだけでAIが使える」「見たものをそのまま撮れる」「会話がリアルタイムで翻訳される」——そんな触れ込みのAIグラス、気になっている方は多いと思います。
私も気になっていた一人で、ついに Ray-Ban Meta(Gen 2) を購入しました。使い始めて約1週間。毎日かけて、街歩きにも持ち出して、正直な感想が固まってきたので、まとめておきます。
結論から言うと、「カメラ付きの良いメガネ」としては最高。ただし“AI翻訳デバイス”として期待して買うと、日本ではまだ物足りないというのが今の私の評価です。

先に結論:3行まとめ
- 買ってよかった点:写真・動画がとにかく手軽。デザインと軽さは文句なし
- 期待外れだった点:目的だったリアルタイム翻訳が、まだ実用レベルとは言いにくい
- 総評:日本ではサービス・アプリ連携がこれから。伸びしろに投資できる人向け
そもそも、なぜ買ったのか:リアルタイム翻訳が目当てだった
私が購入した一番の理由は リアルタイム翻訳 でした。
海外旅行や外国の方との会話で、スマホを取り出さずに、メガネをかけたまま会話が成立する——そんな未来が数万円で手に入るなら安い、と思ったわけです。日本でも2026年に入ってライブ翻訳の日本語対応がアナウンスされていたので、「今なら使えるはず」と踏み切りました。
正直レビュー①:翻訳機能は、まだ期待に届かなかった
先に一番言いたいところから書きます。翻訳目的だけで買うのは、まだおすすめしません。
使ってみて感じた具体的な不満は3つ。
- 音声をうまく拾ってくれないことがある — 周囲が騒がしいカフェや街中だと、そもそも認識が始まらないことがありました
- 翻訳が返ってくるまでが遅い — 会話のテンポに乗れず、結局「スマホでよくない?」となる場面が何度かありました
- 機能そのものがまだ発展途上 — 対応シーンが限定的で、「どんな会話でも任せられる」という信頼感には至っていません
技術的にすごいことをやっているのは分かるのですが、「相手を待たせずに会話が成立するか」 という実用ラインで見ると、現時点ではもう一歩。ここはアップデートに期待したいところです。
これから買う人へ:翻訳を主目的にするなら、次の大型アップデートの評判を見てからでも遅くないと思います。
正直レビュー②:一番使ったのは、実は「カメラ」だった
意外だったのがここです。購入前は正直おまけだと思っていたカメラ機能が、圧倒的に一番使っている機能になりました。
何がいいかというと、とにかく 手軽さ。
- スマホを取り出す必要がない
- 「撮ろう」と思ってから撮れるまでが一瞬
- 自分が見ている視点そのままが記録される
- 動画もそのままの流れで撮れる
旅行や街歩きと相性が抜群です。カバンからスマホを出している間に逃していた「今の一瞬」が、そのまま残せる。これは体験としてかなり新しい感覚でした。



写りについては、上の作例を見ていただくのが早いと思います。「メガネのカメラ」だと侮っていると、いい意味で裏切られます。
正直レビュー③:シェアが楽で、Instagramを始めてしまった
撮った写真・動画は InstagramとFacebookに直接シェアできます。撮る→出す、までの摩擦がとにかく少ない。
実は私、これまでXもInstagramもほとんどやっていませんでした。でもこの手軽さのおかげで、このグラスをきっかけにInstagramを始めることになりました。
「道具が習慣を変える」を地でいく体験で、これは完全に想定外の収穫でした。
📷 Instagram、始めました — Gen 2で撮った写真を日々あげています。よければ覗いてみてください → @guide_yujiro
細かいけど気になった点
ここからは、実際に毎日使ったからこそ見えてきた、細かい不満点です。買う前に知っておいて損はないと思います。
1. サイズ・フィット感が合わせにくい
これは日本人(というより鼻が低めの人)には割と重要なポイントです。
購入時に 鼻の高さを調整するためのアタッチメント(補助パーツ) が付属していて、私も鼻が低いのでそれを装着してみました。でもそれでもまだ緩い。前傾姿勢になるとずり落ちてきます。
結局、別途ノーズパッドや耳のズレ防止パッドを買い足す必要がありそうです。数万円するデバイスなので、ここは標準でもう少し選択肢がほしかったところ。
2. タッチ操作が思ったより難しい
音楽再生自体は快適です。オープンイヤースピーカーなので周囲の音も聞こえて、街歩きにはむしろ最適。
ただ、テンプル(つる)のタッチ操作が狙った場所に当たりにくい。「今スワイプしたつもりが反応していない」「意図せず一時停止した」ということがちょこちょこあります。慣れの問題かもしれませんが、直感的とは言いにくいです。
3. アプリ連携が弱い(ここが一番の課題)
個人的に最大のネックがこれです。
現状リンクできるのは、ざっくり以下くらい。
| 連携できるもの | 連携できないもの |
|---|---|
| LINE | |
| Messenger | ChatGPTなどの他社AI |
| その他の国内主要アプリ | |
| 音楽再生アプリ |
お気づきの通り、MessengerとWhatsAppという時点で、明確に海外ユーザー向けの設計です。日本の日常で本当に使いたいのは、まず LINE ですよね。
もし LINEの読み上げ・返信 や ChatGPTなど他社AIとの連携 ができたら、使い勝手は一気に跳ね上がると思います。逆に言えば、そこさえ埋まれば化けるデバイスです。
それでも「買ってよかった」と思う理由
ここまで不満を並べましたが、それでも私はこのグラスを毎日かけています。理由はシンプルで、デバイスである前に、良いメガネだからです。
- 重すぎない — 一日かけていても普通のメガネと大差ない
- 違和感のないデザイン — カメラが入っているとほぼ気づかれない
- レイバンというブランド — 単純に、かけていて気分がいい
「テクノロジーを身につけている感」がゼロなのは、本当によくできていると思います。ここを外していたら、たぶん3日で使わなくなっていました。
こんな人におすすめ / 待ったほうがいい人
おすすめできる人
- 旅行やお出かけの記録を、ラクにたくさん残したい人
- SNS(Instagram)に日常を上げるのが好き、またはこれから始めたい人
- 新しいデバイスの「成長過程」を一緒に楽しめる人
- 単純にレイバンのデザインが好きな人
もう少し待ったほうがいい人
- リアルタイム翻訳が主目的の人
- LINEなど国内アプリとの連携を前提にしている人
- 「完成された製品」を求める人
まとめ:伸びしろに投資する、という買い方
1週間使った正直な結論です。
現時点の Ray-Ban Meta(Gen 2)は、「AIデバイス」というより「めちゃくちゃ手軽なカメラが付いた、良いメガネ」。 翻訳をはじめとしたAI機能は、まだこれからです。
ただ、ソフトウェアで進化していくタイプの製品なので、アップデートで別物になる可能性は十分にあると思っています。特にアプリ連携が広がったときのインパクトは大きいはず。
私はもう少し使い込んで、アップデートのたびに変化を追いかけていくつもりです。続報や作例は、このブログとInstagramで随時アップしていきます。
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※本記事は2026年9月時点の使用感に基づくレビューです。機能や対応状況はアップデートにより変わる可能性があります。掲載している写真のうち、作例と記載のあるものはすべてRay-Ban Meta(Gen 2)で撮影したものです。
添乗員として40か国を回りました。「この国は自分に合うのか」「何日あればどう回れるか」。
ガイドブックに載っているのは"そこに何があるか"ですが、お話しできるのは"そこがどうだったか"です。
関東・関西でのご案内と、オンラインでの旅の相談を承っています。行ったことのない国については、正直にそう申し上げます。
